西アフリカの国々を紹介!
①モーリタニア
旅のオススメ度☆☆☆
サハラ砂漠のなかにある人口希薄地帯のため見どころは少ない。日本に届くタコの水揚げ地として知られる、意外と日本との縁は深い。
【主な見どころ】
1. ヌアクショット
サハラ砂漠のなかで最大の都市。見どころは少ないものの、モロッコとセネガルを移動する旅人の経由地として重要な町。
2. ヌアディブ
モーリタニア北部にある第二の都市。鉄鉱石やタコの輸出港として発展した。内陸の鉄鉱山との間の鉄道は世界最長の鉄道として有名。
3. シンゲッティ
モーリタニアの砂漠地帯に残るかつての隊商交易の拠点。世界遺産に登録されている。サハラ砂漠でのラクダ乗りの体験も人気。
②セネガル
旅のオススメ度☆☆☆
西アフリカ有数の観光立国で、首都ダカールはかなり発展している。郊外の見どころを回るにはダカール発ツアーを予約するのがベスト。
【主な見どころ】
1. ダカール(首都)
大西洋に面した大都市。沖合に浮かぶゴレ島は奴隷貿易の拠点として、負の遺産に指定されている。
2. トゥーバ
西アフリカのイスラームの一派が拠点を置く宗教都市(聖地とも言える)で、荘厳な大モスクは必見。
3. サン・ルイ
かつてフランス領西アフリカの首都だったサン=ルイ島(世界遺産)で知られるセネガル北部の町。
③ガンビア
旅のオススメ度☆☆
セネガルに行ったらついでに寄る、という感覚で行くのがベストか。ガンビア川沿いの小さな国なので、短期滞在向け。
【主な見どころ】
1. バンジュール(首都)
2. セレクンダ
ガンビア最大の都市。
3. クンタ・キンテ島
ガンビア川に浮かぶ奴隷貿易の遺跡。世界遺産に登録されている。
④カーボベルデ
旅のオススメ度☆☆☆
リゾート好きにはオススメできる。北のカナリア諸島ほど観光客が多くないので、ゆっくり滞在したい方向け。
【主な見どころ】
1. プライア(首都)
⑤マリ
旅のオススメ度☆☆☆
歴史的な見どころが多く、本当は星4つにしたいところだが、今も北部では治安維持軍が展開していて政情が不安定なのがマイナスポイント。
【主な見どころ】
1. バマコ(首都)
ニジェール川沿いに発展した大都市。
2. ジェンネ
スーダン様式の大モスクで知られる町。世界遺産に登録されている。
※その他、北部に見どころが点在しているが、治安上の懸念から入れていない。マリ帝国やソンガイ帝国の時代に最盛期を迎えた交易都市のトンブクトゥや、ソンガイ帝国の皇帝が眠るニジェール川沿いの都市ガオなど。
⑥ギニア
旅のオススメ度☆☆
アフリカ独立運動を率いた国の一つではあるが、残念ながら今も腐敗が酷く、警官のレベルが非常に劣悪。
【主な見どころ】
1. コナクリ(首都)
大西洋沿いの都市。グランドモスクには、独立のために戦ったサモリ・トゥーレと、その曾孫でギニア建国の父のセク・トゥーレが眠る。
⑦ギニアビサウ
旅のオススメ度☆☆
ギニアよりも小さい国で、見どころは非常に少ない。セネガルやギニアに行くついでに寄るというのが妥当なところ。
【主な見どころ】
1. ビサウ(首都)
⑧シエラレオネ
旅のオススメ度☆☆
治安が悪いというわけではないものの、とにかく見どころが少ないのが残念なところ。
【主な見どころ】
1. フリータウン(首都)
⑨リベリア
旅のオススメ度☆☆☆
アフリカ大陸で唯一アメリカにより建国された国。見どころが多いわけではないものの、アメリカ風のアフリカはここでしか見られない。
【主な見どころ】
1. モンロビア(首都)
アメリカのモンロー大統領の名が冠された、大西洋沿いの町。
⑩コートジボワール
旅のオススメ度☆☆☆
西アフリカの仏語圏ではセネガルと並ぶ大国。アフリカの発展を肌で感じられる場所。
【主な見どころ】
1. ヤムスクロ(首都)
国内の中部に築かれた計画都市。バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂をモチーフにした大聖堂が有名。
2. アビジャン
コートジボワール最大の都市。
3. グラン・バッサム
フランス植民地時代の建物が多く残る歴史的な町。世界遺産に登録されている。
4. タイ国立公園
世界遺産に登録された自然豊かな国立公園
⑩+①ガーナ
旅のオススメ度☆☆☆☆
西アフリカのギニア湾沿いの国で最も人気のある国。歴史的な見どころが多く、西アフリカでも特に観光向きの国。
【主な見どころ】
1. アクラ(首都)
2. クマシ
植民地化前に存在したアシャンティ王国の首都。
3. ケープコースト
ヨーロッパの奴隷貿易の拠点として使われた歴史的な城。西郊外にあるエルミナ城と併せて見学したい。
⑩+②トーゴ
旅のオススメ度☆☆
治安が悪いというわけではないものの、とにかく見どころが少ないので、ガーナからベナンへの経由に使われがちな国。
【主な見どころ】
1. ロメ(首都)
⑩+③ベナン
旅のオススメ度☆☆☆☆
歴史好きには非常にオススメ。ベナンにあったのはダオメ王国で、かつてのベナン王国の所在地は現在のナイジェリアなので間違いに注意。
【主な見どころ】
1. コトヌー(首都)
ベナンの事実上の首都。最大都市として繁栄している。
2. ポルトノボ(首都)
3. ウィダー
ブードゥー教の聖地。この地から発った奴隷を追悼する「還らずの門」があることでも知られる。
4. アボメイ
かつてダオメ王国の首都として繁栄した歴史的な古都。現在も王宮が残る(世界遺産)
⑩+④ブルキナファソ
旅のオススメ度☆☆
国内に見どころが少ないのが残念なところ。
【主な見どころ】
1. ワガドゥグー(首都)
モシ王国の王の居所として発展した歴史的な町。アフリカ最大の国際映画祭が開催される芸術文化の中心地。
2. ロロペニ
金の交易の拠点として築かれた石造遺跡。世界遺産に登録されている
⑩+⑤ニジェール
旅のオススメ度☆
砂漠のオアシス地帯の観光ができれば評価は一気に上がるが、サハラ砂漠の治安が悪化している現状ではニアメーから北上するのは困難であるため、全体の評価を下げた。
【主な見どころ】
1. ニアメー(首都)
ニジェール川沿いに発展した大都市。
※サハラ砂漠には、スーダン様式のモスクや宮殿などが残る歴史的なオアシス都市アガデスなどがある。
⑩+⑥ナイジェリア
旅のオススメ度☆☆☆☆
アフリカで最も注目を集めている国の一つ。西アフリカ随一の大国で、発展めざましい。首都計画などで日本との縁も深い。
【主な見どころ】
1. アブジャ(首都)
日本人建築家の丹下健三が設計したアーバンプランに基づいてつくられた計画都市。
2. オシュン=オショグボ
ヨルバ人の神話で語り継がれてきた女神オシュンの信仰が今も息づく原生林。世界遺産に登録されている。
4. ラゴス
西アフリカ最大の都市。
5. アベオクタ
ヨルバ人の聖地オルモ・ロックの周辺に発展した都市。
6. ベニン・シティー
かつてのベニン王国の首都。イギリス軍による焦土作戦により灰塵と化したが、再興して中部最大の都市として発展している。
※ナイジェリア北部は治安上の懸念から上記のリストには入れていない。ナイジェリア第二の都市カノや、ソコト帝国の首都だったソコトなどがこのエリアにある。